大家族を縦横に繋ぐ架け橋
「大家族」を縦横に繋ぐ架け橋。「あおみが丘」コミュニティプレイス
校歌にも謳われる「あおみが丘」をキーワードに、創立約150年という高浜小学校の歴史と伝統を継承する、小学校を核とする新しいまちづくりの出発点。 誰もが思い思いに活動できる多様性に満ちた場所となり、その多様性が新たな文化・知・価値を生み出す複合施設になることを目指します。
全体配置図
・新校舎は、既存校舎の南側に建設。屋外運動場は、100mの直線コースと1周170mのトラックが確保できる広さです。
・体育館も新たに建て直します。(メインアリーナ)
・プールは設置せず、水泳の授業は校外の民間プールを活用します。
・複合施設としてサブアリーナ・公民館・児童センターが新しくできます。
地域に親しまれる景観形成
高浜らしさが感じられる心安らぐ親しみのある景観を形成し、圧迫感や街並みとの違和感を与えません。周囲には豊富な緑地帯を設け、緑あふれる街並みの形成に寄与します。
複合施設としての外観デザインの工夫
三州瓦を活用した高浜市らしい複合施設
それぞれの施設の特徴を生かしながら、地域の産業である「瓦」をモチーフに、複合施設としての表情を創出します。
地域施設の顔であるエントランスは、約50mも連続する片勾配瓦屋根で特徴的な表情をつくり、小学校と地域交流施設をつなぐ「架け橋」をイメージします。
環境負荷軽減への配慮(採光・通風・太陽光)
採 光
校舎内各所に配置した光庭やルーフテラスによる光の取り込みに加え、教室などの欄間ガラス等によって、積極的に自然光を活用し、児童や利用者のためのゆとりある空間形成に寄与します。
通風・太陽光
「風の塔」と名付けられたシンボリックな4つの塔を配置。外観形成のみならず、風の通り道として上昇気流を生み出し、各階の風通しを助けます。
アリーナ屋根には、太陽光発電パネル20kw相当の能力を有する設備を設置し、通常時は日常使用される電力の一部として使用します。
この他、換気框や外気冷房などによる自然エネルギーの活用により、冷房負荷低減を図ります。
防犯・防災への取組み
複合施設である本施設の特性を踏まえ、児童及び施設利用者の安全を守り、公共サービスの提供に支障を及ぼさないように、防犯・警備・防火・防災を適切に実施できる体制を計画しています。
防犯対策
防犯カメラと進入防止センサーの効率的な設置による機械警備システムを導入するほか、ミラーの設置や見通しのよい植栽とするなど死角を減らす等の対策を講じます。
また複合施設から小学校への侵入を防ぐため、エントランスホール管理室が全施設へのアクセス拠点となり、不審者がいないか監視するほか、各諸室に監視カメラを設置することで利用状況を管理するとともに、小学校稼働時は、複合施設と小学校との間の扉を施錠および電動シャッターを閉鎖することで、外部からの進入を防ぎます。
防災対策
災害タイプごと、発生場所ごとの検証を行い、全ての教室から2方向避難ができるようにすることや、ダブル廊下の回遊性により行き止まりをなくすこと、通路や階段の避難誘導として超高輝度蓄光テープを設置すること等の対策を施します。